制作部 部長
アートディレクター
横嶋 一男

横嶋 一男 (1999年入社)
執行役員
制作部 部長
アートディレクター

プロフィール

もとは自動車メーカーに在籍し、部品のデザインをしていたという異色の経歴。堅いものからやわらかいものまで、デザインのカバー範囲は広く、抜群の安定感でお客様から厚い信頼を得ている。
20名近くデザイナーが在籍する、ビー・クスの制作部を引っ張るチーフディレクター。周囲に関心がないようでいて実は人の動きをよく観察し、分析し、采配を振るう敏腕マネージャーでもある。
冷静沈着な物腰の中に秘めた強さと熱さ、そしてお茶目さは、たまに垣間見ることができる。

入社の理由 ―グラフィックデザインという仕事―

この業界に入ったのは、30歳を過ぎてから。フリーのグラフィックデザイナーのアシスタントとして、一から学びました。当時はマックなどという便利なツールもなく、右も左もわからない状態からの出発でしたが、ここでの経験が、自分の進むべき道を見出すことにつながりました。
長野の実家に戻ることになり、出会ったのがビー・クスです。第一印象は、「あふれる活気」。打ち合わせをしている人、電話をしている人、黙々と版下を作っている人(当時)―など、何人もの人たちがテキパキ忙しそうに働いている姿を見て、言葉には表せないエネルギーを感じました。ここでいろいろな経験をしながら自分を磨いていけると思い、入社を決めました。

大切にしていること ―「品」という美しさ―

私がクリエイティブの仕事をする上で大切にしていることは「品」です。内容がどんなものであれ、作品に「品があるか」がとても重要だと考えています。レイアウトや色使い、全体のバランスなどはもちろん、そこに「品(品格)」が備わってこそ美しいデザインといえると思います。制作物の中にいかに「品」をもたせるか。ものによってはなかなか難しいこともありますが、日々常に心がけています。

ビジョン ―デザインの可能性―

ここ最近人々のライフスタイルは多様化し細分化されてきました。思い思いのデジタルツールを使って情報を入手したり共有したり、ITが目まぐるしく進化していく一方で、アナログの良さを見直し取り入れている動きもあります。デジタルとアナログが混沌と交差する中で、表層的な表現はそれぞれ違っていても、人と人がより良いコミュニケーションを図る上で、デザインは必要不可欠なものです。
これからも立ち止まることなくアンテナを張り、デザインの可能性を探りながら、お客さまのご要望に対し満足いただけるご提案ができるよう精進してまいります。